今回は『幼児期からの教育で勉強好きに育ったけどイマイチ伸び悩んだ子』のお話を紹介します!

所長
私の塾経験の中でも珍しいタイプでした

教育熱心なパパママの多くが『勉強好きに育てよう!』と考えていることと思いますが、勉強の形を紙と鉛筆に絞ると伸び切らないという好事例を紹介します

幼児期から勉強好きに育った子はこんな子

勉強好き女子
小さいときからママが勉強についてお話してくれて、行って欲しい中学や高校を何度も教えられていました!
私も勉強するのが好きで、将来は研究者になりたいと思っています!

この子は小学校4年生の時から通ってくれました。

お母さんが小さい頃から教育熱心だったこともあり、通い始めたころは勉強が嫌いだったらしいのですが、塾をきっかけにどんどん勉強が好きになったそう。人当たりも優しくとってもいい子でした。

ちいぴ
目標もはっきりしてて凄い子だね!

そしてこの生徒ですが、そのまま毎日の勉強時間が伸びていき、「遊びよりも運動よりも勉強!」というところまで自分の意思で行きつきました。

逆に勉強ばかりでお母さんが心配するようになるほどです。

所長

でもこの子、成績伸び悩んだんです。。。

『伸び悩んだ』という言い方は不適切かもしれません。

実際成績もよく、一般的には良い進路として地方ではありますが理系国立大学へと進んでくれました。

でも本人は、東大京大とまでは言いませんが、神戸大や筑波大といった準難関国立大学に行きたかったんです。

遊びや運動の時間を勉強に使っても希望に届かなかったという意味の『伸び悩み』でした。

勉強好きに育ったけど伸び悩んだ原因を究明

所長
よく聞く勉強の効率が悪い!ってわけでもないので
生徒と一緒にいろいろ考えました。

これは塾としてもですが、4歳の娘を『勉強好きに育てたい!』と考えている私個人にとっても一大事!

だって勉強好きに育ち、本当に勉強ばかりしていたのに伸び悩んだんですもの。

というわけで、その子の勉強スタンスを分析してみました。

  • 遊ぶよりも勉強することが好き
  • 予習よりもテスト範囲を繰り返す方が好き
  • テストで高い順位を目指し続けている
  • 英検取得も先取で行う
ちいぴ
勉強熱心な良い子ってくらいにしか思わないけど…

真面目に勉強に取り組み、かつ競争心もしっかり持って育ったのでテスト対策に余念がなく学校では上位の順位をキープし続けていました。

中学の時点で英検2級(高3程度)も合格し、高校では英会話も上達という本当に勉強熱心な子です。

しかし、私はこの『予習よりもテスト範囲を繰り返す方が好き』というところに目を付けました。

つまるところ、彼女は

 勉強によって学ぶ内容が好き

 勉強という行為と好成績が好き

というところが伸び悩んだ原因じゃないかと考えました。

所長
テストや英検の為に頑張るのは好きだけど、内容にはそんなに興味を持っていないわけです。

事実としてテストの結果でも

  • 学校や塾でやった内容はバッチリ
  • それを使った応用問題ではミスが出だす
  • 実生活を題材とした発展問題はとても苦手

という特徴がありました。

応用や発展が苦手なのはよくある話ですが、本当に最上位の成績を持つ生徒は発展問題を喜んで解きにかかるという特徴があります。

彼女も最上位ではありますが、そこは他の上位生徒に劣っていました。

『勉強好き』は探求心がないと伸び悩む?

というわけで、今回の生徒が教えてくれることとして

勉強好きに育っても勉強内容に興味が無いと伸び悩む可能性があります。

昨今の学校教育や受験では、学習した内容と生活との結びつき、複数教科に跨る知識の利用といった傾向がよく見られるようになっているのですが、ピンポイントで今回の生徒のような子が苦手とする傾向となってしまっています。

所長
同じ『勉強好き』という言葉でも
『机に向かうのが好き』だと伸び悩む好例でした。

ではそうならないよう、学習内容の応用力を身に付けてお子さんが将来的によりの

お勉強は紙と鉛筆以外も沢山しよう

応用力や発展型と言っていますが、受験では学んだ内容で現実的な物事を解決するという考えが昨今は求められています。

例えばこちら

近年の共通テスト(旧センター試験)の数学を抜粋したものです。

こちらの答えはどうでもいいのですが、勉強内容を実生活で使う方法が問題として出るわけです。

そしてこれを解くための力は教科書だけでは養えません

実生活と勉強とを結びつける習慣がある生徒は得意としますが、その習慣は幼少期から身に付いていることが殆どです。

所長
理系の高校1年生に受験までアレコレ指導しましたが
他の勉強と習慣づけの同時進行は難しく、実生活との結び付ける習慣は受験までできませんでした。

ですので、実生活と遊びと勉強、それぞれの区切りがあいまいな幼児期こそ大学受験対策のチャンスです!様々な学習に取り組んでいきましょう!

具体的にはこんな感じ

  • 学んだ内容を実際に経験する習慣をつける
  • 逆に経験した内容を調べる習慣をつける
    ⇒花の名前や季節の変化などなんでもOK
    ⇒実体験により勉強と生活が結び付きます
  • 学んだことに似たものを探す
    ⇒勉強内容を活かせる事柄を探しましょう
    ⇒学んだことを水平展開する習慣が付きます
  • 質問や疑問をもつこと自体を褒める
    ⇒色々知りたいって凄いこと!と教えて好奇心を育てる

まとめ|勉強好きでも好きな内容が大事

今回は中々珍しい、『勉強好きだけど伸び悩む』という事例から勉強の中身について紹介してきました。

所長
勉強という『行動』よりも
『学ぶ内容』に興味を持たないと苦しいって事例ですね。

別にこの生徒の姿勢が悪いわけではありませんが、それでも勉強時間の割に成績が上がりきらないという状況は本人にとっても家族にとってもあまりいいものではありませんでした。

ですので、勉強好きと言ってもやはり好奇心の伴った勉強好きに育てたほうが絶対に楽です!

だからこそ学びと実体験が繋がるような教育をしてければいいですね。

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