こんにちは。幼児期からのSTEAM教育や物理数学の知育が大好きな所長です。
今回は、現代社会においてなくてはならない存在である「光」の、幼児から楽しめる知育遊びの例を紹介します。
とまあ難しい話は置いておいて、ようは様々な最先端に活用されている光のへの興味を幼児期から高めよう!ってだけです。今回紹介するどの遊びも、小学校中学校、はては高校物理でやる内容だけど幼児期から楽しめるものばかりです。
・4歳~7歳のお子さんを持つパパママ
・理系の知育教育があまり思いつかない
・科学技術や理系分野に興味を持ってもらいたい
・将来勉強が得意に育ってもらいたい
このブログは理系の知育やSTEAM教育をメインに扱っておりますが、よく言われる鉛筆を持って計算やひらがなの練習については後回しにしております。
それよりも、将来勉強が楽しくなり、興味を持って学習に向かえること重視しております。だからこそ普段の何気ない遊びをそのまま知育に繋げられるように情報を提供していますので、ぜひ見ていってください。
・光の直進性を意識してもらおう
・光はいろいろな方向に跳ね返る!(乱反射実験)
・光を分解しよう
この内容、どれも簡単にできますが学校では小学3年生の理科や高校物理になります。そう考えると幼児の遊びには早いのかもしれませんが
の精神で「勉強」になる前に遊ばせてしまいましょう!
目次
意識しないと気付かない:光はまっすぐ進みます!
まずはここから。大人からしたらごく当たり前のことかもしれません。この記事を読まなくても遊び方を思いつくパパママも少なくないとおもいます。でも、小さいお子さんなんかは言葉にしてあげないとなかなか意識できないですよね。
- 細めの懐中電灯を準備
- 部屋を暗くする
- 必要であれば蚊取り線香などの煙を焚く
- 点灯!
あとは「どんな風に見える?」など言葉にしてあげましょう。
小さい子供はまだまだ観察力が弱いので、このやり方以外でも、夜外で空に向けて照らしてみたり、壁際で点灯して光を壁に這わせてみたりと、光線が良く見えるよういろいろと工夫してみてください。
その他、好きなアニメや特撮などで出てくるビーム描写の話題を出して興味を高めるのもありです。
ボールで乱反射の実験遊び!部屋を明るく照らそう
お次は乱反射の実験あそびの紹介です。
- 懐中電灯と大きい白色のボールや風船を準備
- 部屋を暗くする(結構暗いほうがいいです)
- ボールに光を当てたり外したり
- 部屋の明るさを観察する
この実験、見るべきは乱反射により「周囲が」明るくなるかどうかです。年齢にもよりますが、光を当てたボールが明るく見えるのは当たり前と感じる子もいます。なので、直接懐中電灯の光が当たっていない周りが明るくなっていることを意識させてみてください。
光を当ててボールが明るく見えること自体喜ぶのであればそれはそれでOK。
毎度毎度の話ですが、一番大切にしてほしいのは楽しむことです!
幼児が出来る高校物理:光の分解で虹を作ろう
よくあるやつですね。でも虹作りやその原理って、高校で物理を選択しないと出てこないんです。理解しようと思うとそれだけ下積みの知識がいるってことなんでしょうけどね。
では、光をいろいろなものを通じて虹色に分解してみましょう。
- 日の差し込む部屋といらないCDやDVDを準備
- CDの記録面(鏡面)に光を当て反射させる
- 反射した光を壁に当てると虹色に見える
とまあとっても簡単にできますね。
ちなみに所長の家では、不要なCDを一枚その辺にわざと転がしてます。教えながら一緒にやるのもいいけど、自分で気付いてもらったほうが嬉しいので!
反射させずただCDの鏡面をのぞき込んでも普通に虹色が見えますので、そこを観察してもいいと思います!
応用編:光とエネルギーの実験遊び
ここからは応用編で、やや光の性質が分かりにくい実験にもなりますので、お子さんが興味を持ったらやってみてください。
◆太陽光発電
・ソーラーパネルの付いた電卓を用意
・暗い部屋や陰で電卓を使い電源が付かないようにする
・パネルに光を当てて電卓起動&電気が作れることを言葉にする
◆熱エネルギーチェック
・LED照明と豆電球照明をそれぞれ別で準備
・両方点灯し、触ってみて温度の違いをチェック(電球は火傷に注意!)
・少し手を放して光による温度の違いをチェック
どちらの実験遊びもエネルギーという目に見えない光の性質を調べてみるものなので、やや難易度が高くなります。あくまで理科や物理への興味を持ってもらうことが目的ですので、お子さんが楽しめないようならすぐ別の遊びに切り替えていいと思います。
この遊び、余裕があれば次のことも説明してみてください。
◆太陽光パネルとLEDライトの基本原理は同じ
⇒LEDもたくさん集めて光を当てると電気が作れるんだよ!
◆電球が光ると熱くなる
⇒鉄(金属)も熱くすると光るんだよ!
どちらの話もYoutubeなどで調べるとすぐ実験動画が見れると思います。
ひとまずは、目に見えないけどエネルギーっていろいろな形に変わるんだよ~ってことを体験できればいいかな、くらいの話ですので、余裕があるときにお話や調べてみてもいいと思います。
まとめ:高校の物理学でも幼児期から遊べます!
・光の直進性を知ってもらおう
・ボールに光を当てて乱反射を体験してもらおう
・CDを使って虹を作ってみよう
・光の持つエネルギーを体験してみよう
今回は家の中で出来る光を使った実験遊びを紹介しました。
市販されている知育玩具ではなかなかできない遊びだと思いますので、ぜひ普段の知育遊びに取り入れてみてください。
例にもれずこの分野も苦手にする子が多いので、お子さんが将来理科の勉強を面白いと感じられるよう、是非ともチャレンジしてくださいね!