こんにちわ。早速ですが、このブログを読んでくれている皆さんは、おそらくお子さんに賢く育ってもらいたいとお考えの方が多いと思います。
そして賢いといえばお医者さん。どんな子が医者になったのか、興味を持っているパパママも少なくないのではないでしょうか。
- 幼稚園~小学校低学年までのお子さんをもつパパママ
- 将来トップクラスの学力を持ってほしい
- 医者になる子どもの様子が知りたい
今回は所長の塾に通ってくれた医学部進学者のうち、特徴的だった2人の様子を紹介したいと思います。何かしら将来の参考になる点があればと思いますので是非見ていってください。
目次
医者に育った生徒達の様子
結論から言います。
目標への意思と努力で医者になった生徒達
◆知的好奇心が強い生徒
⇒あっさりと医学部に合格
◆知的好奇心が弱い生徒
⇒苦労と努力の末医学部に合格
知的好奇心最強
端的に言えばこれだけです。ただ、紹介する生徒たちは2人とも内容は違えど目標意識が強くありました。
では具体的に紹介していきましょう。
二人の医学部進学者
今回、所長が見てきた医学部進学者の2人はそれぞれこんなスペックでした。
A君:パパは国立出開業医
ママも4大卒の元看護士
私立中高一貫校から医学部へ
B君:パパは漁師
ママは魚の加工会社
公立高校から医学部へ
皆さんは、二人の成績や受験結果がどうなったと思います?
素直に考えると、A君が優秀で、B君が苦労して入学してそうですよね。でも実際は
A君:2浪して私立医学部へ進学
B君:現役で国立医学部へ進学
という結果になりました。
この2人、まず最初に大きく違ったのは、勉強に対する興味でした。
2人とも中学1年生時のテストで70点程度を取ってしまったことで所長の塾へ通いだしましたが、二人のモチベーションは大きく異なっていました。
A君:勉強に興味はないけどパパの病院を継ぐために頑張る
⇒義務的に勉強して医者へ
B君:勉強が楽しくいろいろな物事を知るのが面白い
⇒勉強できるから医者を選んだ
長の塾に来て、A君は高得点を取ることももちろんありましたが、最後まで勉強のモチベーションは「義務」でした。だからこそ探求心が薄く、思考力が問われる問題や他教科にわたる複合的な問題に非常に弱い状態でした。
それに対してB君は、勉強のモチベーションは探求心・好奇心が強く根底にあり、そのうえで学校での順位にこだわっている、という状態でした。そんなB君ですから、難しい問題や思考力が問われる問題に喜んで飛びつき、間違えても「こんな解き方があるんだ!」と目を輝かせるほどです。
現役医学部は好奇心と目的意識との合わせ技
現役医学部B君の目標意識
さてこのB君、理系分野への好奇心は大したものでしたが、そのほかにも優れている点がありました。
それは本人や家族そろって勉強、得点や順位に対する意識が高かったことです。
中学の時点で80点台は悪い点というのが本人も含めた家族の共通認識としてあり、順位も高校卒業までトップ進学校内TOP5、都道府県別順位TOP10を目指し続けていました。
実際のところ、勉強への好奇心だけでトップを取り続けることができる人間は稀だと思います。B君についても小学校低学年のころから興味だけでなく得点に対する意識づけをお母さんがしっかり行っており、その継続が高学力に繋がっていました。
苦労の努力家B君の目標意識
ではA君はというと、目標意識の矛先がパパの後を継いで医者になる!だったんです。つまりはそれまでの過程が目標に入っていなかったわけですね。
さらにはA君、ママが面談で言っていた言葉に「何浪してもいいけど…」というセリフがありました。つまりは暗に今は勉強できなくてもいいと言ってしまっていたわけです。この辺りがA君の「今」の学力に影響を与えてしまったのだと所長は考えています。
まとめ:高学歴のために理系興味は幼児から&得点意識を児童から!
他の記事でもことあるごとに書いていますが、理系分野、STEM教育分野への興味は小学校低学年までにその大部分が培われます。なので、勉強が得意な子を育てるためには意識的に理系の知育に取り込んでください。
そして、「勉強が得意」のさらに「上」を目指すためには、小学校に入学したときから興味だけでなく順位や得点をしっかりと意識し続けることを大切にしましょう!
今回、B君すごい!という雰囲気の記事でしたが、2浪とはいえ医学部に進学したA君ももちろんすごいです!ただ、その過程としてA君はつらい気持ちで勉強をこなし医学部に進学しました。なぜなら義務だからです。
でも、興味がなくても意識と目標だけで大きい苦痛を乗り越えてA君は結果を出したことを所長は尊敬しています。