今回は定期的に実験教材が届く、こどもちゃれんじのオプション教材サイエンスプラスのお話です。
理系かつ塾経営の中で幼児の理系教育が重要であると結論づけた私の正直な感想として
高校・大学受験を考えると
幼児期の実験遊びは凄い重要
でもめんどくさい!
これが正直な感想です。
私自身幼少期からの実験遊びによって苦も無く理系科目をこなしてきました。今でも子供と一緒に実験遊びをするのはとても楽しいです。でも、めんどくさい。
解説も難しいし。。。
そんな中で、数少ない定期購入できる幼児実験教材である
こどもちゃれんじのオプション「サイエンスプラス」についてご紹介します!
- お子さんに将来勉強が得意になってもらいたい
- 理系科目で苦労してほしくない
- 思考力や問題解決力を向上したい
- お家で科学実験遊びをとりいれたい
このブログでは幼児期からのSTEM教育(理科、技術、工学、数学)を推奨しており、数多くの学生を指導し入試について研究する中で有効と思ったことを紹介していますので、ぜひ見てみてください。
目次
幼児期から定期的に科学実験をとりいれる重要性
ことあるごとに色々な記事に書いていますが、塾で1,000人の中高生に指導してきた私が声を大にしてお願いします。
幼少期から理系脳を育てる
意識をしてください!
何故なら小学校中学年以降では理系への興味が身につかないから。
幼少期からの実験遊び・理系脳と中学生の成績について
アメリカの子供7,800人を対象とした研究で
- 幼児期の数学能力は中学の数学学力に強い関係がある
- 幼児期の理科能力も中学の理科学力に関係がある
ということが判明しています。
そしてそれを裏付けるように、私が塾経営の中で見てきた理系が苦手な中学生たちは
努力で得点はできても理系の苦手を克服できませんでした。
ずっと苦手なままになっちゃうんだね…
幼児期からの実験遊びで養う能力
一般的な話ではありますが実験遊びでは次のような能力を養うことが出来ます。
- 問題解決能力
- 科学的思考力
- 社会的スキル
- 知的好奇心
上の3つはバラバラに書いていますが、全てつながった能力と考えても大丈夫です。言い換えると
目の前の問題に対して論理的・科学的に考え、試行錯誤し解決策を考えるスキル
ですね。
根拠と行動に基づいて解決する人になれる
と言い換えてもいいかもしれません。
反対みたいな感じかな?
さらに好奇心が追加されると、将来的にどんな仕事内容でも興味を持って取り組めるようになります。
こどもちゃれんじサイエンスプラスの定期実験キット
さて、こどもちゃれんじのサイエンスプラスですが、基本的には通常の「こどもちゃれんじ」のオプションになります。
2月に一度のペースで定期的に実験キットが届きます。
内容を詳細にみていきましょう
こどもちゃれんじサイエンスプラス
こどもちゃれんじサイエンスプラス | |
対象年齢 | 4・5・6歳児 |
金額 |
◆こどもちゃれんじ受講者 ◆こどもちゃれんじ非受講者 |
キット内容 |
年中・年長向け実験キット ガイド冊子 Web映像配信 |
実験内容 (参考動画はこちら) |
◆年中向けステップ ◆年長向けじゃんぷ |
申し込み方法 | ◆こどもちゃれんじ受講者 WEBまたはTEL:0120-55-4103 ※最新からの受講はTELのみ ◆こどもちゃれんじ非受講者 TEL:0120-426-330 ※WEB申し込みは不可 |
サイエンスプラスという名前だけあって科学実験がメインのスタートですが
年長向けとなるとただの自然科学だけでなくプロペラや楽器作りなど、実際に活用できるものを作成していく工学要素が増えてきます。
また、タイトルだけだと自分たちでもできそうな実験があるように思えますが
例えばこの「いろみず」
動画を見てもらえば記憶がよみがえるパパママもいるかもしれまんが
試薬を使った酸・アルカリの実験というなかなかに本格的なものになっています。
「いろみず」の名前だけだと
いろんな色を混ぜる実験かと思ったよ。
かなり本格的だね。
また、私が特に気に入ったのは「こうぞう」ですね。
STEM教育のなかでも工学部分を実験的に学べるキットが少ないので非常に感心しました。
このように平面から構造に繋がるキットは
本当に感心しました!!
またこの実験だけでなく、年長になってくるといくつかの実験に組立工程が追加されます。
組立工程=そのまま工学、手順通りの組み立ては技術的な要素を含んでいきますので、内容が進むにつれてSTEM教育の要素がどんどん複合されていきます。
メリット・デメリット|こどもちゃれんじサイエンスプラス
こどもちゃれんじサイエンスプラスのメリット・デメリットについてですが、このキット、もともとの位置付けとしてはこどもちゃれんじのオプションです。
オプション単体での購入も可能ですが、当然ですが取り入れ方によってメリット・デメリットが少々変わってきます。
サイエンスプラスのメリット
- 本格的な実験が出来る
- しまじろうとの相乗効果で楽しく学べる
- 価格が安い
- こどもちゃれんじとの併用でバランスがいい
やはり上の紹介でも書いた通り、タイトル以上に本格的な実験キットとなっているところが一番のポイントと考えます。
そして実験学習をしまじろうが楽しくサポートしてくれるところも魅力的ですね。
本格的な実験を楽しく導入できるのは
すごいよね!動画もあるし。
そして安い。
- こどもちゃれんじ受講生は¥1,090/回
- オプション単体で受講する場合でも¥1,676/回
市販の本格的な科学キットが¥2,000~\3,000前後であることからも、定期購読可能、動画も見れてこのお値段はなかなかにお買い得ではないでしょうか。
サイエンスプラスのデメリット?幼少から理系を育てるために足りないポイント
- 単体では数学要素が無い
- 体験する機会が少ない
デメリットとして、オプションなので当然と言えば当然ですが
サイエンスプラス単体ではSTEM教育や理系の要である数学の基礎要素は不足していますので、これとは別で補ってあげる必要があります。
数学の活用という意味では優秀ですよ
そして一番大きいデメリットは実験する機会が少ないという点です。
- キットは偶数月のみ
- しっかりとした実験となっている
というところですね。
良いことじゃないの?
はい。とても良いことです。実験としっかり向かい合うことは素晴らしいです。
ですがしっかりした実験なので逆に一部は短期集中的な体験になってしまうために、このキットだけでは理系的な考えをする機会がそこまで増えない点がデメリットに繋がります。
ですので普段からSTEM教育を取り入れていて
より本格的な体験もさせたい!というご家庭には素晴らしい教材だと思います
こどもちゃれんじサイエンスプラスがおすすめの家庭
これまでの話も含めて総合的にまとめると
- 本格的な実験が楽しくできる
- 料金的にも低価格
- STEM教育・理系教育の機会はそこまで増えない
となります。
理系に興味を持てない中高生たちを見てきた私としては非常にいい教材でぜひ取り入れて欲しいのですが、何よりも理系的な遊び、学習する機会を増やしてほしいと思います。
この教材をお勧めする家庭は以下の通り
- 普段から理系/STEM教育に力を入れている家庭
- より本格的な実験遊びを取り入れたい家庭
- 定期的に科学実験をしたいご家庭
より本格的に学ばせるためのキットと考えます。
また、サイエンスプラス単体ではなくこどもちゃれんじ自体との同時利用であれば、思考力を育む内容や数字についてもフォローされてバランスが良い教材になると思います。
逆に以下のようなご家庭
- 理系的な教育や会話が苦手なパパママ
- まずは理系・STEM教育の機会を増やしたい
- 身の回りの物事と理系体験を繋げたい
といったご家庭であれば、こどもちゃれんじサイエンスプラスよりもZ会幼児コースなどをお勧めします。
Z会幼児コースは日常生活と理系を繋ぐ、毎週何かしらの体験学習を行うという意味で、理系の教育を行う機会がより増えるという意味で優秀です。
ですが、こどもちゃれんじサイエンスプラスでもZ会でも、他の幼児教材についても共通して言えることとして
お子さんが楽しく出来ることが一番!
です。
興味が無いのに無理にさせて逆に理系嫌いになってしまっては元の子もありませんので、複数の教材を比較して楽しくできそうなものを選択してあげてください!