所長
今回は数学の図形に関するSTEM教育・知育アクティビティです!

数学への興味は非常に大切で、数学が出来るか否かが将来の進路選択に非常に大きく関わってきます。

何故なら重大中盤、大学受験が見える時期からでは数学を克服することが難しいから!

ちいぴ
恐ろしや

というわけで、STEM教育や理系脳を育てる知育・幼児教育と言えば科学実験に偏りがちですが、数学についての実験や活動もしっかりと取り入れていきましょう!

この記事の内容
  • 2歳半から3歳、4歳、5歳向け
  • 図形や幾何学に強く育ってもらうための活動
  • ○・△・□など図形の名前が分かっている子供向け

図形探しで理系脳をくすぐる

所長
まずはすぐできる遊びから行きましょう
遊び方
  1. 対象年齢:2歳半~5歳ごろ
  2. 準備するもの:特になし
  3. 家の中にある図形を探すだけ
  4. パパママの問いかけで思考を刺激する

これだけ。とっても簡単ですね。

お家の中には丸形や四角い形状のものは沢山あると思いますが、三角のものは意外と少なめですので、あらかじめさりげなくパパママが準備してあげてください。

ちいぴ
牛乳パックの上部とか
矢印とか
数字の「4」にも三角が隠れてるね

色々見つけたら一声かけて数学的思考力を育むこともとっても重要です。「四角見つけたよ!」だけで終わらせないよういろいろな着眼点をもって問いかけをして理系脳を刺激してあげましょう!

問いかけの例
  • コップは上から見ると丸だけど横から見ると何に見える?
    向きによる形状の変化を意識
  • もっと大きい四角はある?どれが大きいかな?
    同じ形でも大きさが違うなど図形の拡大縮小
  • 何個見つけた?他にもある?
    個数と数字の結び付け
  • ペットボトルを横から見ると上が三角、下が長四角になってるね
    形の分解
  • 四角と三角、触って痛いのはどっち?
    角度の確認と感覚の結び付け
    など等

こういった疑問を投げかけていくだけで、ただ形を見つけるだけでなくいろんな視点から観察するようになってくれますよ!

大人が意識しない所からいろいろな形を見つけてくれるので、見つけたらしっかりと褒めてあげてくださいね!

家にあるものを真似して作る:STEM教育を多分に含んだアクティビティ

出典:ボーネルンド

お次は真似して組み立てる!
遊び方
  1. 対象年齢:3歳半~
  2. 準備するもの:磁石ブロック(ピタゴラスやマグフォーマーなど)
  3. 家にある簡単な形を真似して作ってみる

※磁石ブロックは型紙とテープなどでも代用できますがお手軽感はなくなります

これは4歳前後くらいのお子さんには初めてだとやや難しいので、一緒に作ってあそぶというイメージでやってみましょう。立体じゃなくて平面でも全然OKです!

所長
磁石ブロックが必要ですが
STEM教育にとても役立ちますし
長く使えるのであって損はないですよ!

我が家はどちらもかなりの数を揃えていますが、ピタゴラスシリーズは角ばったもの、マグフォーマーなら強い磁力で丸みを帯びたものが作りやすいです。

ピタゴラスやマグフォーマーについてはこちらの記事もどうぞ

真似して形を作る!というと、磁石ブロックの製品では動物や家がクローズアップして紹介されていることが多いのですが、幼児が作るとなると難しいもの・動物に見れないものも多いので、家の中で実物を見て作れるものから始めるととっつきやすいです。

ちいぴ
子供にとってそれらしく見えたら
なんでもOKだね!

我が子作:牛乳パック、ケーキ、ペットボトル

上の写真は我が子の作品ですが、特段凄いものではありません。ですが大切にしてほしいのは

知っている形を組み合わせると作れる!という発見

何を組み合わせれば作れるかな?という思考

これらを繰り返し行う試行錯誤

という3つのポイントです!これらが備わっている子は数学の出来がとても良く、他の科目にもどんどん応用を効かせてくれます!

所長
複雑な図形の体積計算などは
苦手な子はホント苦手です。

そして今回紹介する他の遊びと比べて、これ遊び自体が小規模ながらSTEM教育の要素を多分に含んでいます。

多彩なSTEM教育要素
  1. 自分で作るものを計画・立案
  2. 必要な素材を集める
  3. 組み立てる
  4. 試行錯誤と完成

文字に起こすとそのまま技術者のような内容であることがよくわかりますよね!

立体のイメージを見える形に!理系脳だけじゃなく思考力も鍛える

最後はしっかりと準備の必要な知育遊びになります。保育園なんかに取り入れても良い規模ですね

準備するもの
  • 絵具やスタンプ台
  • 大きい紙
  • 立体形状のブロック

ブロックについては本格的な知育用のものでも構いませんし、形のバリエーションが豊富なら使い終わった積み木などでもOKです。

遊び方
  1. ブロックに絵具やインクを付ける
  2. ブロックを紙に押し付けてスタンプする
  3. 面を変えてスタンプしてみる
  4. 問いかけで思考を促す
所長
これは片付けも大変なので
休日にしっかりと教育のつもりで
時間をとったほうがいいと思います

要はスタンプ遊びをより数学的な形状でやろう!っていう知育アクティビティです。

特に保育園や幼稚園では手形やハート、星型スタンプなどで工作をすることも少なくないと思いますが、なぜか数学的・幾何学的なスタンプは機会が少ないので、多少の手間は惜しんでぜひ取り入れてみてください。

所長
立体の向きによって見える形が違うことを
スタンプにすることでより明確にできます!

もちろんこれも色々な問いかけでどんどん理系脳を刺激してあげてほしいのですが、使うものが立体的なブロックですので面を変える、転がす、滑らすなど、色々なアプローチができ、思考力も鍛えやすいです!

問いかけの例
  • どのスタンプがどのブロックだと思う?
    平面と立体との結び付け
  • このブロックには面が何個ある?
    面と立体と数字的な結び付け
  • どのスタンプが転がしやすいと思う?
    回転や動作と形状の結び付け
    など等
ちいぴ
転がり易さなんて
なかなか学校でも考えない
面白い問いかけだね!

その他にもついでに絵具で色の実験をしたり、角っこだけ押し付けて線を書いてみたり、スタンプだけで絵をかいてみたりと色々な知育・教育と試行の幅が広がるユニークな遊びです。

片付けへの勇気は必要ですが、ハートや猫ちゃんなどよくあるスタンプらしいものでなくても楽しく遊び・学んでくれるので是非やってみてください!

所長
当たり前かもしれませんが
色の少ないスタンプ台より
カラフルな絵具のほうが喜びました!

まとめ:理系脳は図形の名前だけで終わらせない!

子供図鑑や知育遊びでも、図形については「名前を覚えよう」で止まっていることが少なくありません。

ですが、実際に学校教育や受験、実社会に出てから必要とされるのはその名前ではなく組み合わせ、多方面からの視点であることが殆どです。

今回紹介したような知育遊びは、幼児期からでもできる実践的な学習方法ですので、ぜひ普段の知育活動に取り入れてみてください!

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