今回はお風呂で出来る簡単な知育アクティビティを紹介していきます。
数学と並んで苦手とする子供が多い理科、その中でも物理!
延べ1,000人の中高生に教えてきた所長から見て、「数学≧物理>化学≧英語>その他」の順に嫌う生徒が増えていきます。
特に苦手とする子が多いSTEAM教育分野は、幼いころから取り組まないと将来興味を持ちにくいことから、お子さんが小さいうちから身近な物理現象を体験してもらい、将来勉強が楽しい賢い子供に育てましょう
※STEAM教育:理科(Science)/技術(Technology)/工学(Engineering)/芸術(Art)数学(Mathematics)の教育
・びっくり!指が縮む?!光の屈折現象を楽しもう
・ペットボトルで鏡が出現!?全反射を体験しよう
・アクリルケースで水中眼鏡!歪む水中の世界
いずれも理科の光分野につながるアクティビティです!
3歳~7歳くらいまでのお子さんがいる家庭や理科や理系に興味を持ったお子さんに育てたい家庭は是非とも参考にしてみてください。
【お風呂の知育遊び】光の屈折を発見!
・湯船の中で腕を伸ばす
・指を水面に対して縦に伸ばす
・指を水面から出し入れ
⇒指が伸びたり縮んだりして見える!
ご存じの方も多いでしょうが、光の屈折現象が起こっているからなんです。この現象を子どもたちと一緒に観察してみてください。
初めは
くらいからスタート。
「象さんの足みた~い!」や「ママのほうが小っちゃくなっちゃう!」でもいいですね。
何日かするうちにすぐ飽きてしまうとは思いますが、この現象を知っているかいないかだけでも大違いです。伸び縮みだけでなく、斜め上から観察して指や腕が曲がって見えたり、棒状のおもちゃも屈折で曲がって見えたりと、いろいろな観察ができます。
ありふれた現象で逆に気付かないこともありますので、明確に言葉にして意識させてあげてください。大切なのは現象を知ること、それを楽しく思うことです!
身近な現象に興味を持って観察できると、将来理科の授業が一段と楽しめるようになります!
ここで、
っ疑問が出てくるようなら、光の屈折実験キットを買ってあげてもいいかもしれません。
所長の家はアクリルケースに水とちょっとの牛乳入れて、ペンライトで自作しました!
お風呂の中で鏡が作れちゃう!日常の知育でできる全反射実験
・四角い形状のペットボトルをお風呂に持ち込む
・蓋をして沈め、斜めから見てみる
⇒ペットボトルの表面が鏡に見える!
学生時代の勉強で覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、全反射の実験です!
お風呂で遊ぶおもちゃとしてペットボトルを持ち込むことも少なくないでしょうから、せっかくなら四角いボトルで鏡を作ってみましょう!
これも普段の遊びの中では気づきにくいので、
◇手や別のおもちゃを鏡になった面に写してあげる
◇ボトルの中におもちゃを入れ、鏡面で見えなくなる
◇「鏡ができたよ~」と言葉に出して教える
など、お子さんが意識しやすいように一工夫入れてあがてください!
ペットボトルではなく、透明なアクリルケースなどを持ち込むと、さらに奇麗な鏡が作れますので、次に紹介するアクティビティと合わせてやってみてください!
お風呂で簡単、水中眼鏡を作ってみよう!
・幅15~20cmくらいの箱型アクリルケースを準備
・ケースに水が入らないよう半分水面に浸ける
⇒上からのぞき込むと水中眼鏡の完成!
・その状態でケースを左右に傾ける
⇒水中の様子が屈折で左右に動く!
アクリルケースだけで出来ます!まずは水中が奇麗に覗けることでひとしきり遊んでもらったらいいと思います。水中が覗ける楽しさのままに、ケースを傾けてケース越しに見る水中の様子が動く様子をお子さんと一緒に観察しましょう!
これも光の屈折によるものですが、お子さんが小さいうちはそこまで説明する必要はありません。
動いて見えるね~、不思議だね~で十分。物理現象自体を楽しいものと思ってもらうことが目的ですので、楽しく観察することを第一に考えてください!
注意点:100均で買えるアクリルケースで十分ですが、ケースのふちが鋭利でケガをする可能性があります。ケースのふちをヤスリ等で削る、テープを張るなどの対策をするか、通信販売などでやや良い品を使うようにしてください。
まとめ
今回は、どれも大きな下準備が必要なくすぐに出来る、お風呂の物理アクティビティを紹介しました。どの遊びも光の屈折、反射に関係するもので、お子さんが大きくなった時に勉強するものです。
学校の「勉強」としてこれらに出会ったとき、それを遊びの延長としてとらえられるよう、幼児期から意識的に遊びの中に取り込んでいってください。
そして大切なのはSTEAM教育の分野に興味をもってもらうきっかけを用意することです。興味がなさそうにしている子供に無理やり実験をさせるのではなく、あくまで遊びの中に取り入れるよう意識しましょう。
かわいい子供たちを、勉強を楽しむ賢い子供に育てましょう!